ESCAPE JOURNEY

見聞と雑記

2022年4月5件]

数時間経ち前編より少し咀嚼が進み、うっかりパンフレットの存在を失念していたことにも気付きました。
また行くからいいもん…。

最初に鳥肌が立ったのはプリクリ様のバンクでした。
何度も見たこのバンクが劇場で!この音圧!という興奮。
次に鳥肌が立ったのはプリンチュペンギンのピンクのリボンが髪のように揺れたとき。
空の孔分室なのにいないあいつ、陽毬の回想にまつわるシーンなのにいないあいつ、随所随所で「いないこと」で存在を主張していたまさに呪いのような存在が、ずっとそこにいたことに気付かされたとき。
いや~~~~~このシーン、本当に、久しぶりの良い衝撃をもらいました。最高の体験をありがとう。
ROCK OVER JAPANの歌声にプリンチュペンギンの声が混ざってることはすぐわかったんですが、今思い返すと何を混ざっとんねんお前はと言いたくなりますね。
そもそも「プリンチュ」な点で怪しく思うべきだった。いや思ってたんですけどね。やっぱり呪いといえば王子様。そうだろイクニ。やったねウテナ様。高倉父の声優は子安!気が狂う。

いやでも、眞悧=プリンチュではないとは思ってます。ペンギンだし。1号2号3号エスメラルダに連なる存在…だよね。多分。
それって結局なんなのさと言われたらわからないんですけれども。

そんなプリンチュが冠葉に「特にお前」と言うのはやはり、冠葉が陽毬の王子様になってしまったからなのか。
正確には「ウテナのような王子様」かな。
何かを犠牲にして得た何かは呪いも同時に生むから、それで出来上がった世界は間違っている。あるいはその時生まれた呪いが世界を壊してしまう。だから間違っている。
ということなのかなあと、最後のプリンチュの台詞からぼんやり思いました。

それから「運命の輪を閉じなければならない」という言葉。
輪といえばピングドラムの輪。冠葉から晶馬が受け取り、晶馬が陽毬に与え、そして陽毬が冠葉に渡したそれは綺麗な輪となりました。
ですがそれとは違う「運命の輪」とは。
乗り換えた運命が環状線になってない…つまり山手線に行け、…ってコト!?
地下鉄から脱出しろという意味かなとも感じました。モチーフ的な話しか掴めないですね。
物語的にはまあ、運命の輪を閉じるように言ったのは桃果なので、乗り換えそびれちゃった眞悧をなんとかしようってことなのかなあ…とも思いますけど。
ラストのラストに満を辞して登場する辺り、最重要人物だとは思いますし。
ウテナでもアドゥレセンスでも暁生さんは救われなかったもんな…(すぐウテナの話にするな)
や、でもやっぱそうだってこれ…あきおのための映画だよこれ多分……

桃果が桃に食われた?時プリンチュが怯えてたように記憶してるんですけど、あれは何だったんだろう。もう一回見てから考えたいです。
そう、桃果、動きと声がついてようやく「大人になった桃果だ…!!」って感動できました。胸が熱かった。
プリクリ化した桃果があの桃果とはまた少し違う存在のようにも感じたので、帽子とは…というのもまた考えたくなりましたね。
生存本能とかかな。


10年経って改めてピンドラを見ていて、自分の感じ方が少し違っていて、その面でも楽しめました。
晶ちゃんの後ろで2号が虫を殺している時、彼がどんな気持ちでいるのか、実感を伴って伝わってきたり。
冠葉の「晶馬はお子様だな」「俺じゃダメなのかよ」という言葉が重く感じたり。
苹果が恋心を自覚した日に陽毬が倒れたことの意味を考えたり。
それこそ、物語の中で「愛してる」を言えるようになった晶馬のように、私も10年で成長したのかもな、と思えました。
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2022/04/29(金) - アニメ

生存戦略してきました。
上映後即書いてます。ホヤホヤの感想だよやったね。ケロ。
フリック入力じゃ追いつかないと思ってキーボード持ってきて正解だった。

何言ってもネタバレになると思うのでさっさと閉じます!
ちなみにインタビュー類は全然追えていないので制作側の意図は全く知りません。

何から触れれば良いのやら…。
上映後、映画館を出て、許されるなら座り込んで頭を抱えたかった。

総集編としてアニメ版の各話をまとめつつ、新規パートが入り混じる、という構成自体は予想のうちでした。
ただ新規パートの内容というか、演出がまず予想外だった。
冒頭から実写映像にアニメの絵が入りまざり、その中に双子がいたから、あああの世界から消えたから違う世界にいる演出としてなのかな…と思った。
あと映画館にアニメ見にきて実写映像見せられるとどうしてもエヴァがよぎりましたね。
でも後半部分で実写の世界に入り混じるのは双子だけでなく、どんどん増えていって、ピクトグラムのモブもやってきていて、なんだかわからないけど不安で切ない気持ちが掻き立てられました。
この部分については後編まで観ないとわからなさそうかな…。

とりあえず音楽!
既存シーンの劇伴が大きく変わっていることでシーンの見え方、感じ方が全然違っているのがまずひとつ印象的でした。
例えばトリプルHが鯉の生き血を採ろうとするところ。
元は音楽もあってギャグとして見れていたのが、前倒しに切ない劇伴(曲名わからないにわかで申し訳ない…)が流れることでこの後のことが早々察せられて、失われた楽しい思い出のように見てしまうんですが、でも映画を観に来る観客のほとんどはその後のことは知っているので、その心情としてはその劇伴の変え方は理に適ってるなあと唸ったり。
カエル多蕗のシーンもシリアス感増してましたね。一本の映画として観ると終盤で気持ちが盛り上がっているところですしね。
なおかつ、苹果ちゃんの本心が吐露される大事なシーンであることが、アニメ版との違いを考えることでより浮き彫りになるような感覚がありました。

アニメ版との違いという点で先に触れておきたいの、お団子頭の陽毬がテレビのダブルHを見るシーン。
そもそも9話が好きな回すぎて9話のシーンが出るたびに身構えてしまったんですが、ここが一番エグかった。
アニメ版では眞悧の問いかけに極めて理性的にひまりが答えるのに対して、あまりにも素直な双子の「どうして?陽毬がかわいそうだよ」という言葉が……あまりにも残酷で。
陽毬の内面って本編終盤まで全然描かれないけど、この9話は心のうちのかなり深いところを視聴者に見せていて(エレベーターだしね)、だからこの後の話をもっと見たい!って思えたりもした。今回の劇場版だとそれがないんだな、って分からせられた。
苹果ちゃんの言う「双子たちだって独りよがりなんじゃないのか」の受け取られ方も変わりそうというか。

ちなみに9話、ほんとにピンドラの中で一番繰り返し見た回なもんで、のっけから陽毬を双子に置き換えたような画面が続き、脳みそバグるかと思いました。
返却日3月20日、本日4月29日でああああ!ってなったり。公開日に来て良かった……。
バグりすぎて最終的に2011年当時の自分が埋めたはずの墓から起き上がってショタ晶ちゃんマジ美少女すぎるペロペロって唱えてて困りました。

ところどころの字幕芸は逆にギャグを追加してて良い塩梅だった。
M=マタニティのところ笑った。勢いよ。

音楽の話に戻ります。
観る前、かなりすごく「Dear Futureが聴きたい!」って思ってたんですが半ば諦めてました。新主題歌があるなら旧主題歌は流さないかなとか、流したとしてもOPのノルニルだけかなとか、でもそれだけでも聴きたいから楽しみだな…とか思ってたら両方聴けて最高でした。
劇場内に響き渡るナッキーの声が聴ける令和が来るなんて思ってなかったな。
驚いたのが映像。公式MADみたいになってましたけど終盤のシーンも混ざっててもう見せちゃうの!?ってなった。やっぱりこの映画はアニメ版を見た人に向けて作られてるんだなと確信したポイントかも。

初回見て唯一泣いたのはなんとトリプルHの新曲が流れたシーンでした。
ダディーズ・シューズくるかと思ったのに!
だってそれだったら綺麗な親子のシーンで済ませられるじゃないですか。なのによりによってファクトリー、あまりにもど直球な歌。
美しく残酷な父子の思い出模様、それとシンプルにファクトリーが新曲なことへの感動とかが混ざって泣いてしまいましたね。

まだまだ続きそうなので一旦切ります。後半は新規シーンにまつわるアレコレについて。
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2022/04/29(金) - アニメ


大切な作品がゆえにドキドキしてしまい、PV見るのに時間を要しました。
でも究極の原作至上主義者なもので、公式のメディアミックスでも原作以外は全部1.5次作品みたいに思ってるところあるので、大丈夫大丈夫…と念じつつ視聴。
エメロかわいすぎてうるっとした(泣くの早いよ)
エメロが…エメロがこんなにきれいに立派に描き起こしてもらえて……おお……おお…………(慟哭)
PVラストに蒼い憂鬱流すのはずるい。でもわかってて最高。
キャラデザはいい感じに今っぽくもありあの頃っぽくもあり?に感じました。瑠璃くんなんか髪長いね?
今のところ珠魅しかいないけどニキータとかイベントに関わりあるキャラはちゃんと出るのかカットされるのか。ニキータの声どういう系で来るか気になっちゃうなあ。

ちなみにリマスターはプレイ途中で止まってますがファ・ディールにいつでも帰られる状況にあるということが大切なので全く焦ってません!!!
ガイアもそれでいいって言ってた(言ってない)

2022/04/28(木) - アニメ

今更ですがキンプリのバーチャル梅田のやつは楽しかったです。でも販促だけだったのでゆるやかに着席してそのままになってました。
振り付け、新発見多くて見られて良かった。他の曲のも見たいですね。


以前に、キンプリのことをどのくらいここに書くのか悩んでいることと、全部は書かないことを記したかと思うんですが。
その「どのくらい」で一番悩んでたポイントが実は「応援上映に行った時のことを書くか否か」でした。
でもここの引越し前のブログ見たらライブレポとかガンガンに書いてたし、サイトが先にある存在とはいえブログはブログとして独立して存在してるような感覚もずっと持ってるので、個人的な体験でももういいや書いちゃえ、と今はなってます。
なんか、未来の自分に残しといてあげたくて。今の全部を。

ただ、ライブはあくまでステージングという作品を鑑賞する形式で、ステージの上にいるのは演者。
一方応援上映において、演者と呼べるのはスクリーンに映る作品。応援をしているファンたちは観客でしかありません。ありませんが、その応援が集まって鑑賞体験にバフをかける装置となる、みたいに捉えています。
その装置のこういうところが良かった、あの瞬間が好き…と記録に残すのを、やり過ぎるといけないなと常々感じていて、だからやっぱり全部は書けないなとは思うんですよね。
民俗学の研究する人ってこんな気持ちなのかなと勝手に想像してしまった。どこまでが個人でどこからが文化なのか、みたいなね。
そう、なるべく「文化」として捉えて好き!って言いたいんです私は。別に個人が嫌いとかでなく、でも好きとも限らない。
最初からずっと、応援上映のそこが好きなので、そのままでいたいというか。踏み込まなくても好きを共有できて、互いに好きになれるところ。偏屈ですみません。
上映後に少しだけ話した名も知らぬエリートのこととか、ずっと忘れないし好きだもんな。

もうひとつ別の観点から、このブログがどの程度の匿名性をはらんでいるか、ということを鑑みるとなるべく特定の個人を指すようなことは書いてはいけないなとも考えています。
以上、自戒も含めての注意点、どういうつもりで書いているかという説明でした。

そんなわけで、西の再上映行ってきました。

再上映、年月を重ねるごとに、上映してくださる劇場への感謝はもちろんですが、エリートたちに深く感謝してしまいます。
今回は特にそれを感じました。自分の中ではキンプリを初めて見た日のことは6年前でありつつも昨日のようにも感じていて、自分が6年間変わらぬ熱量でキンプリが好きなことは何らおかしなことではないのですが、ほとんど席の埋まったシアターの中、同じような熱を持った人がたくさんいるのを見て、これって奇跡みたいなことなんじゃないか、と感じました。
たくさんのキンブレがあの日々と同じように動く様を見せてもらえるの、奇跡ですよ。だってもう2年も新作のないコンテンツの、5、6年前に既出の作品ですよ。
だからやっぱバフなんだよな。エリートが来るって信じられるから来た、って人もいるんじゃないかなとか。
私はキンブレ芸が好きで、その源流は2016年の塚口にあるんですが、あーやっぱ西が好きだな、って今回も思えたことの凄さよ。アスコアのサビは東よりも西派です。でもLOVEダとLOVEグラは東派。浄土真宗みたいだななんか。

手拍子もこれはこれで良い応援だなと、二度の体験を経て感じています。
オンライン応援もそうですが、劇場で声が出せない現状が、そもそも声を出すことに対して抵抗のあった人たちにとっては却って参加しやすい環境となっている側面もあり、無駄なことなんてひとつもないってやつかな…と思わざるを得ません。
クラップでガヤを表現するやつ、ちゃんと聞き取れてしまうのが面白すぎる。「今日も仁科多いな~」の人いて笑った。
早くまた声を出して応援できる日が来ないかなと思う一方で、今しかできない形態の応援上映をしゃぶりつくしたいという欲もあり。歴史を体感しておきたい…。
作品が止まっていても勝手にコンテンツ本体みたいに動いてるのもすごいことだ。恐ろしくもありつつ(ついてけないよ!って気持ちもわかるんですよね)。

そういえばその時しか味わえない楽しみとしては予告編タイムですよね。
めっっっっっっちゃ感無量だったんですけどピンドラの予告編でキンブレ振れた…!!!
そもそも予告編を劇場で見れたことが嬉しかった。上映作品が多い映画館は予告編も豊富で良い。
面白かったのはガンダムのこれの最後のビームサーベルに合わせてピンクキンブレ挙げるやつ。あの光景は笑う。
犬王でクラップするのも楽しかった。
この間映画見たときに知ったんですけど、映画泥棒の後の映倫の説明なくなっちゃったんですね。あそこでキンブレ上げていくやつも好きだったな。今のケロロも好き。

それと、これは再上映のたびに唱えている念仏なんですが、キンプラは劇場が一番
冒頭prideで右前方から「ルヰくん!私を壊して~!」のガヤが聞こえると実家だなあと安心するし、EZDD前に左後方から「アレクの腹筋触らせて~!」のガヤが聞こえるとニコォ…ってなる。
今回特に、天井高めのシアターだったので音が空間に広がるのがよく分かって全体的に心地よかった。高さがあるって結構大事なのかも。


以下黄薔薇。
Flavorの時は自分に言い聞かせるように「大丈夫」と言っていたヒロ様だから、PriZoomのお手紙で見た二度の「大丈夫」がこんなにも胸に残っているのかなあ、と帰路でぼんやり思いました。
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2022/04/26(火) - RL/KOP

由貴香織里先生の短編集「少年残像」読みました。
表題作が天使禁猟区連載時代の作品、以降の掲載作品はそれ以前のものという一冊。
天禁大好きっ子で育ったのでやっぱ表題作が一番好き。美しさと切なさと残酷さが詰まってて最高です。これが見たかった!
なおかつ、読み切りとしてのまとまりも美しくて、読後の後味の残り方がちょうど良い感じ。
古い読み切りたちも、昭和〜平成過渡期の少女漫画の空気が好きな自分としてはその空気に浸かれるだけで大満足。
後半の作品に行くにつれて天禁に繋がるネタがチラホラ見えていったのも興味深かったです。

で、この短編集を読まずにいられなくさせてくれた、先日配信の天使禁猟区東京クロノス感想は下記へ。

最後のページまでは割とこうサラッと読んでたんですよ。
新しい主人公はかわいい系だなあとか、ドンちゃん美羽ちゃんの二人は加藤とドールみたいだなあとか、百合系お姉様だなぁとか、まだデジタル作画に慣れてない感じかな?とか…。
最後のページで全部ぶっ飛んでしまった。なぜなら自分がラファエルが好きなことすら念頭になかったから。
忘れてたというよりはそのつもりで今作を読もうとしてなかったというか、続編というからにはやはり刹那たちの周辺が中心になるんじゃないかとか、なんならドンちゃん見てやはり加藤か…私も同行する(スッ)位の気持ちでいたので…。
ミカちゃんが出るのも吉良先輩っていうかルシファー関係かなと…思ってて……。
本当に自分でも予測不可能な動揺をしています。

とりあえずラストのミカちゃんの発言を素直に読むならカリス先輩の中にラフィー君の魂があるってことかな。
無印ラストでコールドスリープに入ったのもそのままだと考えたら、肉体は天界にあって魂の身が物質界になぜか来てる。
となるとジブリールと紗羅の関係がそのままラファエルとカリスに引き継がれてることになって、なんて皮肉なんだ、とこの続編自体に惹かれずにはいられない。
「力がないということはこういうこと」が、紗羅のことを思い出すラファエルの視点にしか思えないのも面白い。でもまだ目覚めてないんだよな…?
他、襲ってきた奴らはなんなのか(悪魔なのは間違いないだろうけど)とか、ミカエルと話してたのはジブリールなのかとか、クリオネの正体とか、アラフォーになってるであろう無道兄弟の様子とか、気になるポイントはたくさんありますが、あれこれ妄想しつつ来月を待とうと思います。
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2022/04/21(木) - 漫画